紀元前と紀元後
世界史の流れをつかんでおこうと、世界史の本の最初の方を読んでいると、
紀元前○年「末期」
とあった。
紀元前は年の数が減っていく方向で進んでいくことは知っていたが、
「末期」といわれるとどっちだろ?とか考えてしまった。
字面からいうと世紀の終わりに近いということだろうが、
紀元後と同じでいいのか?というか、頭が混乱しそうになった。
一度整理しようとネットでイロイロ調べてみた。
そしてまとめてみた。
①○年ちょうどは○世紀。
例→1600年=16世紀<関ヶ原の戦い>
②○世紀の表し方は、紀元前後で同じ
例→前202年=前3世紀(前漢成立)
後220年=後3世紀(後漢滅亡)
③違うのは(訳がわからなくなるのは)「初頭」
と「末期」の表し方で、逆になる。
例→前202年=前3世紀「末期」
後220年=後3世紀「初頭」
以上の3つの公式(自作)を覚えていれば何とかなる。
それでも訳わからなくなったら、まず紀元後に直して考えてみる。
①と②は紀元前後で共通なので、そのままあてはめて、
③を紀元前用に反対に書き直せばできあがり。
あまり深く考えずに、③だけが逆だ!くらいでイイです。
これ以前に、今何世紀か即答できない人もいるはず。
何分か前の自分もそうだったが、まずはココをきちんとしときましょう。
今2018年でいうと、21世紀。2100年になるまでの間のこと。
この、「~年になるまでの間」が~世紀といいます。
2100年にはなってないだろ?だから、まだ20世紀だ!
は間違いです。「なってから」ではありません。
もしこの理屈で行くと、じゃあ西暦20年などの100年以下は何世紀だよ?
となり困ってしまいます。
「なるまでの間」と覚えておきましょう。